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月別アーカイブ: 2025年5月

創友建設工業のよもやま話~第4回~

皆さんこんにちは!

 

株式会社創友建設工業、更新担当の富山です。

 

 

 

【第4シリーズ】アスファルトの秘密!温度と仕上がりの関係

 

 


今回のテーマは、舗装材の王様「アスファルト」について!


私たちの仕事で欠かせないこの素材、実はとても繊細で、温度管理が施工品質を左右するキーポイントなんです。


🔥 アスファルトは“温度で生きている”!

 

アスファルトは、石油から精製された「アスファルト混合物(合材)」に骨材(砂利や砕石)を加えて作られた舗装材です。
特徴はなんといっても、「熱で柔らかくなり、冷えると固まる」という性質!

  • 現場に届く時の温度は 約160℃前後

  • 施工時には 120℃以上 をキープしないと締まりが悪くなります

  • 冬場は冷えるのが早く、施工がとても難しくなる

つまり、温度との戦いがそのまま品質に直結するのです。


⏱ 現場では“秒単位”の段取りが勝負!

 

高温の合材を使うため、舗装の現場では常に時間との勝負。
段取りがちょっとでも遅れると、合材が冷えて使えなくなってしまいます。

  • 合材を積んだダンプの到着時間を逆算

  • 敷き均し機の準備と配置を事前に完了

  • ローラーやプレートの準備も並行してスタンバイ

特に、ダンプから出てくる蒸気の量を見れば、合材の温度感もわかるんです。まさに経験の積み重ねがものをいう世界!


🌡️ 季節・天候で変わる工法や段取り

 

夏場と冬場では、同じアスファルトでも扱い方が全然違います。

夏(高温)

  • 合材が冷めにくく、作業に余裕がある反面…

  • 柔らかすぎると「沈み」が出やすく、ローラーのタイミングに注意が必要!

冬(低温)

  • 合材が冷えるのが速く、作業スピードと段取りが命

  • 場合によっては施工中止することもあるため、慎重な判断が求められます

雨の日や風の強い日も同様。天候によって施工方法や順序を柔軟に調整するのがプロの仕事なんです。


🧠 経験と知識が活きる職人の技

 

アスファルトの施工は、まさに「知識×経験×チームワーク」の結晶。
温度、天候、材料、機械、そして人の動きがひとつになって、一枚の美しい舗装が仕上がっていくんです。

新しく舗装された道路や駐車場を見たとき、「ただの黒い道」ではなく、そこに込められた技術や工夫にもぜひ思いを馳せていただけたら嬉しいです。


次回は「舗装の種類と用途の違い」について、
アスファルトとコンクリート、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら解説します!

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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創友建設工業のよもやま話~第3回~

皆さんこんにちは!

 

株式会社創友建設工業、更新担当の富山です。

 

 

【第3シリーズ】舗装工事の流れを紹介!現場で何してるの?

 

 


今回のテーマは、「舗装工事って実際どうやって進んでいくの?」という素朴な疑問にお答えする【工事の流れ】編です。


道路や駐車場、公園の園路など、私たちの生活に欠かせない「舗装」。でも、その裏側でどんな作業が行われているかを知っている方は、意外と少ないかもしれません。

そこで今回は、舗装工事の現場で一日どんな作業が行われているのか、工程ごとにわかりやすくご紹介します!


👷‍♂️ ① 現地調査と測量(まずは地面を知ることから)

 

どんな工事でも、最初が肝心。舗装工事では、現場の状態を正確に把握することが大切です。

  • 地盤の強さや硬さ

  • 水はけや排水の流れ

  • 傾斜(勾配)の有無

  • 地中埋設物の位置(上下水道・ガス管など)

これらを測量機器で丁寧にチェックし、図面と現況のすり合わせを行います。
この調査結果をもとに「どのくらい掘るか」「何cmの厚みで舗装するか」など、具体的な施工プランを決めていきます。


🛠 ② 下地づくり(路盤工:地面の“基礎”を作る工程)

 

舗装の土台となる部分を「路盤(ろばん)」と呼びます。
ここがしっかりしていないと、完成後にアスファルトが沈んだり、割れたりしてしまう原因になります。

まずは掘削して不要な土を除去し、砕石(さいせき)を敷き詰めます
そして、プレートコンパクターやローラーを使って**何度も転圧(圧力をかけて固めること)**を行い、平らで丈夫な路盤を作ります。

この作業、実はとても地味。でも、後々の耐久性を左右する超重要な工程なんです!


🧱 ③ 舗装材の施工(アスファルト or コンクリート)

 

いよいよ表面の舗装材を敷いていきます。
多くの場合、使われるのは「アスファルト合材」。大きな釜で加熱され、ホカホカの状態で現場に到着します。

  • ダンプで運ばれてきた合材を、スプレッダーで均等に敷きならし

  • ローラーでしっかり締め固めていく

  • エッジ(端部)部分は手作業で丁寧に整形

この工程では、アスファルトの温度管理とスピードが命!
冷めすぎるとしっかり固まらないし、柔らかすぎても形が崩れてしまいます。
一瞬一瞬の判断が求められる、まさに「職人の腕の見せどころ」です。


🧹 ④ 清掃・仕上げ・点検(美しさと安全性の仕上げ)

 

最後は、細かい仕上げ作業と全体の点検です。

  • 施工箇所の清掃(ほうきで掃いたり、ブロワーで飛ばしたり)

  • 表面に段差や凹凸がないかを目視で確認

  • 排水がスムーズか、マンホール周りがキレイに収まっているかなどを細かくチェック

こうして、ようやく舗装工事が完了となります。
「道路がきれいになったなあ」と感じてもらえるのは、こういった地道な最終チェックの成果なんです!


✨まとめ

 

舗装工事は、表面のアスファルトだけでなく、見えない下地づくりや段取りの積み重ねで成り立っています。
安全で快適なインフラを支えるため、職人たちは日々、現場で丁寧な仕事を積み重ねているんですよ!

次回は「アスファルト施工の極意」を深掘りします!
温度との勝負や、天候に合わせた工夫について掲載予定です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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